今回は喘息(気管支喘息)について説明します

喘息とは

気道の炎症によって、気道が狭くなる慢性の病気です。小児では男子が多く、成人では男女ほぼ同数か女性がやや多くなります。

症状

咳、呼吸が苦しい、喘鳴、胸の圧迫感(息切れ)、痰が出る、喉がイガイガする、呼吸機能の低下等…
※症状は発作時にみられ、非発作時はほとんどみられません

原因

アレルギーが原因であるものと、アレルギー以外が原因であるものがあります。

アレルゲンとなるもの アレルゲン以外の誘発
ダニ・ハウスダスト・花粉・ペット等… 運動・タバコ・ストレス・大気汚染等…

検査

肺機能検査(スパイログラム)で、気管支拡張薬を使用する前・後の肺機能を比較し、喘息の診断を確定します。

治療・予防法

治療は吸入ステロイド薬を基盤にし、重症度によってその他の薬剤を併用していきます。
また、生活環境を整え、ダニ・ほこり・カビ等の発作の原因を減らし、冷えや過労を避け、うがい・手洗いをし、風邪の予防に努めましょう。

喘息に移行しやすい咳喘息

風邪などの感染症が治っても、咳が発症後8週間以上続く場合は咳喘息の可能性があります。
咳喘息は、喘息と症状が似ていますが、『ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難を伴わない』『痰はあまりからまない』といった違いがあります。
1~2ヶ月の薬物治療で治る事が多いとされていますが、大人の約3~4割(子供ではさらに高率)が喘息に移行するという報告があります。

nurse
小児喘息では思春期までに60~80%が長期寛解・治癒すると言われていますが、
成人喘息は基本的には慢性疾患と考え、薬物治療が不要になっても再発を防止する為に定期的な受診が必要です。