今回は肝疾患について説明します

肝臓とは

右上腹部に位置し肋骨の後ろ側で横隔膜の下にあり、体の中で最も重い臓器です(成人の肝臓の重さは1.0~1.5㎏)肝臓は腸で吸収された様々な栄養素を代謝・貯蔵するほか、胆汁の生成や分泌、解毒や排泄等の、生命の維持に必要な多くの働きがあります。

肝疾患

代表的な肝臓の疾患を紹介します。

    症状
脂肪肝 食べ過ぎや飲み過ぎによって、肝臓に中性脂肪やコレステロールが貯まった状態。中高年に多発し、男性の方が多く発症している。 症状なし
肝炎 肝臓に炎症が起こった状態。日本人の肝炎の多くは、肝炎ウイルスが原因と言われているが、その他の原因として、薬剤・アルコール・アレルギー等がある。 急性肝炎:食欲不振、吐気、倦怠感、黄疸、発熱
慢性肝炎:ほとんどなし
肝硬変 慢性肝炎の状態が長く続くと、肝硬変になる。肝臓が小さく硬くなり、肝臓の機能が失われる。 倦怠感、腹水、浮腫、黄疸、嘔吐、肝性脳症、女性化乳房
肝臓癌 はじめから肝臓に出来る原発性肝臓癌と、他の臓器から転移して起こる転移性肝臓癌がある。原発性の多くは、肝硬変を経て肝臓癌になる。 初期は症状なし
進行すると、腹部のしこり、圧迫感、痛み、腹部の張り

検査

採血、腹部エコー、CT、MRI

予防法

肥満・糖尿病の解消と、アルコールの飲み過ぎに注意しましょう。

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肝臓は『沈黙の臓器』と言われていて、病気になっていることに気付きにくい臓器です。
健診等で肝機能異常を指摘されたら、精密検査を受けることを、お勧めします。