院長挨拶Greeting from the director
1987 年に開院した鹿児島徳洲会病院は 2021 年 12 月に現在の谷山地域に新築移転しました。当院は「救急・災害医療」「リハビリテーション」「へき地・離島医療」を柱として地域の医療ニーズに応えるべく発展していきたいと考えています。救急医療の需要が高いこの地域において、2024 年 4 月からは循環器内科医が充実し毎日外来診療を行っています。また皮膚科外来も開設し当院で完結できる医療の幅を拡大中です。“健康と生活を守る病院”を理念とする当院では「リハビリテーション」を重視しています。高齢化社会となった今、病気は治ったものの著しく運動機能が低下する患者様が多くみられ、この方々が元の生活ができるレベルにまで回復できるよう積極的なリハビリに取り組んでいます。
そして当院が充実した先に、医療資源が圧倒的に乏しい、へき地・離島にもこの医療を届けることが当院の使命です。昨年から屋久島での外科手術も開始しました。少しずつでもへき地・離島で完結できる医療が増え、患者家族の生活を守ることができるように努めてまいります。
さて、新型コロナウイルス感染症は昨年 5 月から 5 類感染症へと移行しました。終息することなく私たちの生活の一部となった現状、私たちの生活も元に戻していかなければなりません。当院はこの 4 月から面会制限も撤廃しました。ご家族の支援は病める患者様には大変大きな支えとなります。ご家族の皆様とともに患者様を支援できる病院作りを行っていきたいと考えています。
今後とも当院をご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
鹿児島徳洲会病院 院長 保坂 征司