掲載日付:2018/12/12

オーストラリアがん看護研修に参加して

 11月末4泊6日間でオーストラリアがん看護研修に参加しました。メルボルンは、近代的な高層ビルと歴史ある建物や緑が共存し美しい街並みで、その街中にあるPeter Macがん専門病院とバンクシア緩和ケアセンターで行われました。

 研修内容としては、オーストラリアの医療事情・がんセンターの役割・ナースの役割・リスクのレクチャーが行われました。Peter Mac病院は、外見はメルボルンの高層ビルと同じように近代的だが内側は白を基調とし壁は木目。中央に吹き抜けがあり、地下まで光りが通り、角もなく病院という感じでなく優しい空間で心地よさを感じさせるところでした。レクチャーの中で、Peter Mac(病院の創立者)が言ったことで印象に残る言葉があります。
 「最大なサービスを与えることができなければ、しない方がいい」という言葉です。スタッフは、この言葉の意味を理解し、キャリアを罪スキルアップできるよう教育システムがしっかりしていることや、日々働いているのだと思いました。多種民族で宗教や文化は違うが、辛い体験をしている一人ひとりの患者を尊重し、チーム医療の大事さ、ナースの役割がとても重要であることを改めて学びました。
緩和ケアセンターでも、End・of・lifeを援助し、最良の在宅での生活を手助けしています。病院でも緩和ケアセンターでもボランティアが活躍し、又、セラピー犬がいやしていました。
 
 今回、研修に参加し、これから自分が人としてしなければならない事を考え実践できるよう努めていこうと思いました。オーストラリアは料理の量も多いですが、お肉は美味しかったです。
フリータイムでは、ワイナリーに行きましたが、ワインも美味しく広大な自然に癒やされました。

(文責)
看護副主任 川邉

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