熱中症にご注意ください!

暑い季節になると増えてくる「熱中症」。
屋外だけでなく、室内でも発症することがあるため、正しい知識と予防が大切です。

熱中症とは

熱中症は、暑さによって体の中に熱がたまり、体温調節がうまくできなくなることで起こる症状の総称です。

こんな症状が出たら注意!

  • めまい・立ちくらみ
  • 筋肉のけいれん
  • 頭痛・吐き気
  • 意識がぼんやりする
  • 体温が高く、汗が出ない

これらの症状が見られたら、すぐに涼しい場所へ移動し、応急処置を行いましょう。

熱中症の分類と症状・2024年版

分類
(重症度)
主な症状 原因・背景 対応の目安
I度
(軽い)
めまい、立ちくらみ、生あくび、汗がたくさん出る、筋肉が痛む・つる ・暑さで軽い脱水や塩分不足
・外での運動や作業中によく起こる
・涼しい場所で休み、水分と塩分を補給する
・すぐに回復することが多い
II度
(中くらい)
頭が痛い、吐き気、だるさ、力が入らない、ぼんやりしている ・脱水が進み、体が熱を逃がせなくなる
・水分・塩分が足りていない
・涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給
・改善しない場合は病院へ
III度
(重い)
意識がもうろうとする、ふらつく、けいれん、手足がうまく動かない ・体の奥の温度が高くなりすぎて、内臓にダメージが出る ・救急車を呼ぶレベル
・すぐに医療機関での対応が必要
IV度
(命の危険)
・体温が40℃以上で、意識がほとんどない
・反応しない
極端な暑さの中で長時間活動した結果、体が熱を逃がせなくなり、命に関わる状態になる ・一刻も早く救急搬送
・命を守るための緊急処置が必要

※Ⅰ度(軽い)~Ⅱ度(中くらい)の症状の場合は、涼しい場所に移動し(部屋の温度を下げる)、水分・塩分補給してしばらく様子をみます。症状が改善しない場合にはすぐに医療機関に行くか「119番」をしてください。

熱中症リスクの高い方

「高齢者・子ども・慢性疾患や障害のある方」です。

体温調節機能が不十分
加齢、未発達、または慢性疾患の影響により、体内の熱をうまく外に逃がせません。
体の異変に気づきにくい
暑さや喉の渇きを感じにくく、体調の変化を自覚するのが遅れがちです。
自力で水分補給が困難
遊びに夢中になったり、身体的な理由から、水分補給を自力で行うことが難しい場合があります。

応急処置の方法

  • 涼しい場所へ移動(冷房の効いた部屋や日陰など)
  • 衣服をゆるめ、首・脇・足の付根などを冷やす
  • 意識がある場合は水分・塩分を補給(経口補水液やスポーツドリンク)
  • 意識がない、高体温が続く場合はすぐに救急車を呼びましょう

予防のポイント

  • こまめな水分・塩分補給(スポーツドリンクや経口補水液がおすすめ)
  • 通気性の良い服装を選ぶ
  • 帽子や日傘で直射日光を防ぐ(クールネックなど冷却グッズも有効)
  • 暑い時間帯の外出を控える
  • 室内でも油断せず、エアコンや扇風機を活用
  • コーヒーや緑茶は利尿作用があるので飲み過ぎ注意

水分補給のタイミング

1200-1500ml/1日が目安

  • 「喉が渇く前に飲む」が鉄則
  • 高齢者は口渇感が鈍くなるため、時間を決めて飲む習慣が重要
  • 発汗量が多い場合は塩分も同時に補給(経口補水液やスポーツドリンク)
  • リスクの高い方は時間を決めて水分補給をしましょう
    (起床時、食事の時、入浴前後、就寝時、外出前後、プラスこれらの間)

冷却ポイント

首・脇・足の付根
保冷剤・濡れタオル・冷却シートなどで冷やしましょう。

高齢者・子ども・持病のある方は特に注意が必要です!
夏の夜、窓を閉め切った部屋でも熱中症になることがあります。
節電も大切ですが、体調を最優先に。無理せずエアコンや扇風機を使いましょう。