鹿児島徳洲会病院

ちょっと得する福袋 / Inspection Information

結核について

【結核とは】

ほとんどは結核菌により起こる慢性の感染症で、空気感染によりヒトからヒトに伝播します。
結核に感染しても免疫機構が働くため、約90%の感染者は生涯発病しません。
そのため感染と発病は区別して考える必要があります。
全結核の約80%は肺結核で、肺外結核としてリンパ節、胸膜、泌尿器等があります。
結核は世界三大感染症(他はエイズ、マラリア)の一つとして、WHO(世界保健機構)が対策を強化しています。

【発病様式】

初感染から発病に至る経過より、一次結核と二次結核に分けられます。
一次結核 多くは細胞性免疫の獲得と共に治癒しますが、細胞性免疫が不十分な場合、
初感染から引き続き発病します。
二次結核 感染から長期間経過した後に結核を発病するもので、高齢者に多く、結核の大部分を占めています。

【症状】

2週間以上持続する咳等

【検査】

胸部レントゲン、胸部CT、喀痰の検査(塗抹検査:チール‐ネルゼン法、PCR法)
※塗抹検査では、通常3日連続で喀痰を採取し検査を行います。

【治療】

有効な抗結核薬を多剤併用する標準治療が提唱されており、決められた一定の期間、漏れることなく投与します。
複数の抗結核薬を併用することで、治療効果の増強と薬剤耐性の発現を抑制する目的があります。

【結核対策】

@BCG接種
BCGは結核予防のためのワクチン(ウシ型菌を何代も培養を繰り返すことにより弱毒化して作った
菌を使った生ワクチン)です。およそ10数年は効果が持続すると考えられています。
接種時期は何度か変更になっていますが、2013年からは生後1年までに接種することに変わっています。
A接触者検診
結核患者が発生すると、患者の周囲の人に対して接触者検診が行なわれます。
これは感染源の発見、感染者の発病予防を目的としています。
◆次回更新は10月の予定です
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